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散歩記録3

4月16日の日曜散歩はついに山の頂上まで登ってきた
この近辺で一番高い高縄山という山だ
Googleマップで頂上までの道のりを簡単に確認していたので
迷う事はなかったのだが、本当に予想以上に
長く果てしない道のりだったので、めちゃくちゃしんどかった
デジカメで写真を撮りながら歩いたせいもあるだろうが、
家から出て山の頂上に到達するまでに6時間もかかった
登山中は車やバイクが簡単に追い抜いていくので、
「乗り物は凄いなぁ、便利だなぁ」と思い知らされる旅となった
今まで乗り物にはまったく興味なかったけど、
よく散歩をするようになって
いろんな場所へ行ってみたいという欲望も出てきたので、
乗り物に対する価値が少しづつ上がってきている気がする
とはいえ歩きならではの良さももちろんある
ゆっくり写真を撮りながら移動できるのと、
獣に襲われたらやばい!という危機感があるので、
音に敏感になり、目が良くなり、
自然への適応能力は乗り物に乗るよりも格段に上がると思われる
あと乗り物では通る事の出来ない道なき道を突き進む事もできる
交通事故で死ぬ可能性も少なくなるだろう
逆に乗り物の良さと言えば、遠くまで早く移動できる事と、
獣に会った時の生存確率が飛躍的に上がる事だろう
では今回も撮った写真を並べていこうと思う

 

4月13日(木)の写真

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信号機と電灯
なんかかっこいいので投稿する

 

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サクラと満月

 

4月14日(金)の写真

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サクラ1

 

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サクラ2

 

4月15日(土)の写真

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遠くの山に鉄塔が2本立っているのが見えるだろうか?
左の鉄塔が16日(日)に登った高縄山の山頂である

 

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たけのこ発見
近場の山を散策する謎の習慣が身に付きつつある

 

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金網で封鎖されていた山の中へ入ってみた

 

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人気はないが、車のタイヤの跡があるのでちょっと安心

 

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獣を警戒しつつ奥まで進んでいくと
乗り物が通れそうもない道まで来たので
まだ先は続いていたけど今回は早めに引き返す事にした

 

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気になっていた分岐ルートも少しだけ進んでみた
「狩猟」と書かれた罠プレート?があったので
あまり深入りはせず退却

 

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これが「狩猟」と書かれたプレート
おそらく、これが掛けられた木の近くに
獣を捕まえるための罠が仕掛けられているものと思われる
山の中を少し深く入っていくと、
このプレートをよく見かけるようになる

 

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神社の庭っぽいところにいたヘビ
マムシかなぁと思ったけど、帰って調べてみたら
マムシは目の瞳孔がネコみたいに縦線状になっていたので、
このヘビは瞳孔が丸いのでおそらく違うだろうという事になり、
アオダイショウというヘビではないか?という結論に至った
近くにあった棒でつっついたらシュルシュルと逃げていった

 

4月16日(日)の写真

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近くの川を泳いでたカモさん

 

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また高縄山の近くまで来てしまったので、
とりあえず少し登ってみようという軽い気持ちで登り始めた

 

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あの遠くにある鉄塔が頂上なのか?と思いながら、
少しづつ登っていった

 

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新しく出来た湧き水だろうか?
雨も降っていないのに道路まで水が流れ出している

 

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ゆるやかな車道を登っていく
今回の道はアスファルトで舗装されているし、
車やバイクも少しだけ通っていたので
獣とばったり出会ってしまう恐怖心はあまりなかった

 

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急カーブの車道
山の斜面を蛇行する事で勾配(こうばい)を低く保ち、
車のエンジンに負荷をかけ過ぎないようにしているのだろう

 

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写真では伝わらないが、山道を登っている最中
常にクマバチの羽音が聞こえていて追跡されているような気分だった
クマバチのオスは毒針を持っていないと事前調査で分かっているので、
ブーン!!という強烈な音がしても、最近はあまりビビらなくなった

 

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下界の景色を堪能できる開けた場所もある

 

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下界では見た事もない青い鳥を発見した
鳥の方もこちらに興味を持っていたのかもしれない

 

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少しづつ鉄塔に近づいてきた
けど「あそこまで登るのか?」と思うとキツかった

 

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キレイな川が至る所に流れている
喉が渇いていたけど、まぁ頂上には自販機があるでしょと思って
休憩は取らず、ひたすら登っていった
(実はこの先に自販機などない)

 

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山の上の方でもサクラは咲いていた

 

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だいぶ、近づいたのかな?
上を見上げると景色に吸い込まれそうになり、
足場が不安定になるような感覚に何度も襲われた

 

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すぐ横が森になっている山道を抜ける時はちょっと怖い

 

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菜の花

 

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ついに鉄塔の1つにたどり着いた!

 

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写真では伝わりにくいけど、
この鉄塔を見上げるだけで凄く怖かった
わりと広い道路の上を歩いているのに、高さに目を奪われてしまうと
危険な場所を歩いているのではないか?と脳が錯覚するからだと思われる
そんな時は足場の道路に意識を戻す事に集中し、
平衡感覚を取り戻してから歩かなければならない

 

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色鮮やかな花が咲いていると写真を撮りたくなる

 

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謎の丸い大岩

 

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あの鉄塔が高縄山の頂上に違いない!

 

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芋虫のような植物

 

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山の奥の奥に自分の住んでいる居住地帯がうっすらと見える
あんな所から歩いてきたんだなぁと思うと自分が凄く思えてくる

 

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地を這う根っこ

 

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広い駐車スペースがある場所に出た
山頂は近い

 

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キレイなトイレがあった
中もわりとキレイだったので、
山に登る人はマナーが良いのかもしれないなと思った

 

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「たかなわ茶坊」
「お食事、お飲み物、取り揃えてます お気軽にどうぞ」
やったっ!!栄養が補給できるっ!!!
朝の9時半から家を出て何も口にしていないので
体力の限界を感じていた所だったのだ
ちなみにポケットの中にある物は
○デジカメ
○ポケットティッシュ
○1000円入った財布
これだけである
1000円で食事ができるかなぁ?という不安はあったが、
まぁ水やお茶は飲めるだろうという事で、ワクワクしながら先へ進んだ

 

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ここから先はキレイに整備された公園のような道が続いていた

 

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山の高さによる影響か、ここら一帯は
葉っぱの生えている木が少なかった

 

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丈夫そうな木

 

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高縄寺に着いた
門の中に鐘がある
毎朝この鐘を鳴らしているのだろうか?

 

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これが高縄寺

 

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車で登ってきた家族の母親が
「この寺は本当にありがたい感じがするね」
と言っていたが、「なるほど、確かにそうかも」と思った。
人里の近くにある寺は視界に入りやすいので
戦略として宗教を押し付けてくる雰囲気があるが、
この寺は山の頂上にあるので押し付けがましい雰囲気もないし、
山登りで疲れた者の心を癒すためだけに建てられていると感じられる
獣に襲われるかもしれないという自然に囲まれた世界で、
手入れされた人工物を発見すると安心感を得られるし、
それがどんな者が住んでいるか分からない一般の住宅ではなく
目的や思想が明確なシンボルとしての寺が建てられている事で
「あ!救ってくれる!」と思う事ができるので、ありがたいというわけだ

 

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柱に施された謎のレリーフ
小っちゃい前足が飛び出したライオンと歯並びのいいゾウ
どちらも日本原産の動物ではないが、
そのあたりは寺として良いのだろうか?

 

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待ってました!
ようやくエネルギーが補給できる!
お金を持っていた場合に限り、
お食事処は寺よりもありがたい存在となるのだっ!!

 

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営業時間は10:30~15:00
この写真を撮った時刻は14:45
(デジカメで撮った写真には撮影時間が残る仕組みになっている)
日曜も営業してるって書いてあるし、時間も間に合った!

 

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キレイな造花が飾られてある^^
いいですねぇ~
ではさっそく失礼しますよ~

 

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は?
・・・え?
うそでしょ?

 

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・・・・

 

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あの~・・・
救っていただけるのですよね?

 

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朝9:30から出発して、何も食ってないのですけど・・・
おなか、すいてるんですけどっ!!

 

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この顔であるっ!!!

 

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ここまで来たらもう進むしかない

 

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この辺りで見る事の出来る鳥の種類が
イラスト付きの看板になっていた
来る途中に見かけたあの青い鳥は、
オオルリ(♂)という名前だったようだ
それにしても看板、だいぶ汚れているな・・・

 

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高縄山について説明された看板もある
このあたりにはリス・イノシシ・
タヌキ・ニホンジカが住んでいるらしい
登る途中で銃声が何度かした後、シカらしき鳴き声と
犬らしき動物が吠え続ける音が10分ぐらい続いたので、
あれはハンターが猟犬を使って
ニホンジカを追い詰めていた時の騒ぎだったのかもしれない
ノイヌが10匹ぐらい近くにいる感じだったので、
あの時は引き返すべきか迷ったし、本当に怖かった
これはその時の動画

youtu.be

鳴き声は聞こえにくいけど

 

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高縄寺から山頂までの道は公園みたいになっていて
野生動物の気配もまったくしないので、
体は疲れていたけど景色を楽しみながら歩く事ができた

 

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山にいるトカゲはけっこう大きい
歩いていると道脇の茂みからガサガサッという音が聞こえてくる
最初はビクッとなって、茂みを観察したりしていたが、
慣れてくると「あぁまたトカゲだな」と音の感じで分かるようになってくる
音を立てないでじっとしている方が
存在を悟られないので安全だと思うのだが、
まぁトカゲとしてもいきなり巨大な2足歩行が視界に入ったら
思わず逃げたくなる気持ちになるのは分からなくもない

 

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葉っぱのない並木道
山頂には生物があまりいないので二酸化炭素の発生量も少なくなり、
植物が光合成をする必要がないから葉っぱが出来ないという事だろうか?

 

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見上げていた塔も見下ろせる高さまで来てしまった

 

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15:13
6時間にわたる散歩の果てに
ついに高縄山の山頂へ到達!

 

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目指していた塔はNTTの通信塔であった

 

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高縄山の看板

 

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謎の祠も設置されてある

 

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通信塔は展望台にもなっていて、
このように階段が備え付けられ、登る事ができるようになっている

 

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展望台から見た1つ目の塔
下から見上げていた時は
左の塔と右の塔のどちらが高いのか分からなかったが、
こうして見ると一目瞭然である

 

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周りの山々の頂上を見下ろせるというのは凄い光景だった

 

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あの遠くに見えている住宅地の中の1つが僕の家で、
あそこから歩いてここまで来たという事になる
そしてこれから、
歩いてあそこまで戻るという事でもある・・・
 

youtu.be

デジカメを動画モードにして山頂からの景色を撮影していた時に
ちょうどバッテリーが無くなってしまった
帰りの風景はもう撮る事ができないので、
そこからは被写体を探したりする事なく
ただ来た道をひたすら戻るだけになった

展望台から降りる時に、若いカップルが
「わぁすごーい!」って言いながら階段を上ってきたので、
軽く会釈をしてすれ違おうとしたら
「あの~写真を撮ってもらってもいいですか?」と言われて、
思わず「えぇ!?」と声を上げてしまった
ここまで飲まず食わずで必死で歩いてきて、
最期のゴールまで辿り着いた先に待っていた事が
車で適当に上がって来た若いカップルの写真を撮ってあげるっていう
あまりにも滑稽な脇役をやらされようとしている事に
自分でも驚いてしまったのだ
そしたら「あ、すみません」といって引き下がろうとしたので、
断ったらそれはそれで嫌な思い出になるので、
「あ、いや、すみません、いいですよ」といってスマホを受け取り、
絶景をバックにしたカップルの写真を撮った後、展望台を後にした

そこからは下り坂で楽は楽なんだけど、
すでに体がボロボロなので足や腰に痛みが出始めており、
正直登りよりもキツかった

川で顔を洗ったり乾いた口をすすいだりしながら
喉の渇きと空腹を紛らわせていたが、
やがて腕とお腹に締め付けられるような痺れが発生し始めた
おそらく足の疲労を回復させるために血液中の栄養が全てなくなり、
あまり疲れていない腕とお腹の脂肪が栄養源として
燃やされ始めた現象なのだろうと思う
いよいよ体も限界を超えてきたという感じだった
だけど山の中腹でぶっ倒れるわけにはいかないので、
暗くなる前に何とか山を降りなければと急ぎながら来た道を下っていった
「あぁ、ここ通ったなぁ」と思いながらも、
「やべぇ、まだまだ歩かなきゃいけない」という
絶望感を感じながらの帰り道になった
ようやく木々の間から民家が見えた時は、
本当にホッとして、命が助かった!という気分だった
人里に着いてから初めて石垣に腰を下ろすと、
あまりの疲れにしばらく動くことができなかったが、
まだ自宅へは1時間ほど歩かなくちゃいけないので、
「・・・よし!」と気合を入れて歩き始めた
人里へ降りてからも自動販売機すら見当たらないので、
フラフラと何とか歩いていると、
前方から何やら見慣れた車がやってきた
「あれ?まさか・・・」と思ったらその通りで、
向こうも僕を発見して安心したように車を寄せてきた
母さんだった
帰りが遅いので心配して捜索に出てきたらしい
日曜の山探索の自慢話を聞かせていたので、
息子は今日、高縄山に行っているのではないか?
という予想が当たったようだった
すごくうれしかったのだけど、
ここまで来たら歩いて家まで帰りたいという気持ちもあったので、
車に乗って帰るのは断ったのだが、喉が猛烈に乾いていたので、
何か飲み物だけ買ってきてくれないか?と頼むと
10分ぐらいしてすぐにアクエリアスを買ってきてくれたので
それをその場で飲み干した
恐ろしく美味いアクエリアスだった
こんなにアクエリアスに甘みを感じた事は今までになかった
まさに生き返る心地がした
そしてアクエリアスを飲み干して考えた
飲み物を買ってきてもらった時点ですでに他人から助けられているので、
このまま歩いて帰っても、もう意味がないんじゃないか?と
頑張れば歩いて帰れる気はしたが、
意地になっても体がボロボロになるだけかもしれないと思ったので、
「やっぱり車に乗せてくれ」といって、そこからは車で帰った
手やお腹の痺れはしばらく取れなかったが、
また水分を補給していくうちにだんだんと体は回復していった
家に帰ったのがたしか18:00頃だったと思うので、
今回の散歩は8~9時間という過去最大の旅となった
日照りも強かったので、
首から上の肌だけが焼けているという状態が今も続いている

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