No.358◆前夜

今週のハンター×ハンターも読みごたえあった~

 

↓ 話の流れと分析・感想(ネタバレ含む) ↓

 

文字の色= ≪話の流れ≫ ≪分析・感想

 

ブラックホエール号が停泊する港の近く
特設されたコンサート会場のような場所で前夜祭が開かれる

乗客の20万人とその親族や友人、
見物客などが訪れる事を見込んでいるだろうから、
それに見合った収容規模を簡潔に用意した感じが
分かりやすく描かれている

今後2度と現れる事のないであろう前夜祭の司会者男女が
全身コマ枠ぶち抜きで登場

アイドル歌手のように国王がステージの下から登場し演説

本物を描いてきたハンター×ハンターの世界で
作られたステージと誇張された演出が
民衆の程度と舐められ具合を表しているように感じる

ビヨンドと14人の王子が第二会場に登場

各王子の民衆に対する反応が伺える
第1王子:手を振りながら王位争奪戦の事を考えている
第2王子:民衆を見渡している(何を考えているかは分からない)
第3王子:手を振りながら王位争奪戦の事を考えている
第4王子:手を振っているが民衆を愚民と見下している
第5王子:手を振りながら王になって支配する事を考えている
第6王子:手を振りながら王になって支配する事を考えている
第7王子:舌打ちし、民衆に対する愛想も悪い(素直とも取れる)
第8王子:笑顔で手を振っている(わりと楽しんでいる)
第9王子:笑顔で手を振っている(義務的にこなしている感じ)
第10王子:笑顔で手を振っている(声援に応えている)
第11王子:笑顔で手を振っている(声援に応えている)
第12王子:笑顔で手を振っている(目立つのは苦手そうな感じ)
第13王子:適当に手を振っている(民衆に興味がない)
第14王子:母親に抱っこされている

まず国王が飛行船でブラックホエール号の1層に到着
続いて王子とVIPを乗せた飛行船が1層に到着
一般乗客はフェリーを使って海からブラックホエール号に到着

ブラックホエール号の1層は
巨大なプールに浮かんだ豪華客船になっている
もしブラックホエール号が航海中に海底へ沈没しても、
豪華客船だけ海上に残る仕組みなのだろう
華やかさでは誤魔化しきれない貧富の差が
生命に関わる安全性の違いで絵から読み取れるように描かれている

1層では王子達とVIPが集まりパーティーが開かれている

ここでブラックホエール号の内部構造が
第1王子の私設軍隊隊長が部下に作戦を説明する形で明らかになる

内部は5層に分かれている
1  層=王族・V5の政財界の要人
2  層=各界の著名人・富裕層
3~5層=一般渡航

ピラミッド構造になっていて、4層が一番広い
5層はエンジンなどが近くにあるし、うるさそう

2層(富裕層)と3層(一般人)を仕切る壁はとくに分厚く、
非常時においても2層側からしか開閉できない

各層の連絡通路は王立軍によって
戒厳令に準じるレベルでの警備が行われている

戒厳令=軍部が国民に保障されている権利の一部を無効化し、
    強制的に統制できるようになる
おそらく、層を乗り越えようとした人間を発見した場合
射殺しても良いという権利が王立軍にはある

1層が船になっている事といい、
2層と3層を仕切る壁の仕組みといい、
航海中に沈没した時の状況が目に浮かぶような設定である

本格的な王位争奪戦が始まるのは、2ヵ月後に一般客を
新大陸(仮)に上陸された後になるだろうと隊長は言っているが、
上記の船の仕組みがただの皮肉で終わらないとしたら
上陸前に船沈没級の事件が起こる可能性が高い

あと今回の王位争奪戦は王子1人につき船内の従事者15人までで
この場にいる第1王子の私設軍隊は10~15人ほどいるから
第1王子についている従事者のほとんど、もしくは全員が
いかつい顔をした軍人だということが判明した

毎週日曜に王子全員と要人を囲んでの晩餐会が開かれる
王子ごとに晩餐会への入退時間が決められており、
移動中に王子同士がすれ違う事はない

クラピカとオイトの会話へ場面が移る

船内電話は軍が管理している
下の妻から上の妻へ電話する事はできない

クラピカサイドからは他の王子の状況確認や
交渉・挑発などの行動基準の変化を起こさせる手段がない

150名近い準協会員は居住区外の警備を担当している

この中には他の王子(第1・6・7王子以外)が所有する
私設軍隊のメンバーが内在しているので、
隙を見せたら王子居住区を出た際に暗殺される可能性もある

ミザイから電話があり、
3~5層内で犯罪が多発していると報告が入る

クラピカは3~5層内の治安が不安定な事から
出向後も混乱が起きる可能性が高い事を予想

王位争奪戦を回避する手段として
その混乱を利用できるかもしれない旨をオイトに伝える
非常時における行動内容を決めておく計画を立てる

生き残る望みがあるかもしれない事でオイトが震え出す
母親の異常に対し、ワブルのスタンド(霊獣)が発現の兆しを見せる
クラピカがその気配を一瞬感知する

おそらく、各王子のスタンドがその能力を発揮するのは
王子全員が一同に集う晩餐会、
居住区を出た際の準協会員による暗殺時などが考えられる